【中国国境 未来映す街/「生産年齢」急減 若者は大都市流出/世界人口考】
人口は、日本も含めて経済発展に伴って減る傾向にあります。2022年末の人口が前年比85万人減となった14億1175万人と61年ぶりに減少した中国も例外ではありません。ベトナムとの国境の流通拠点を記者が訪ねると、国内の生産年齢の人口減を補おうと受け入れていたベトナム人労働者が新型コロナで国境が封鎖されたため古里に戻り、街の活気が失われていました。華僑など世界中に移民を送り出してきた中国が今や、外国人労働者に頼らざるを得ない現状が浮かび上がります。人口減少によって社会や政治、国際関係のあり方がどのように変わっていくのか考える「世界人口考」(随時掲載)がスタートしました。(一面、二面、三面)