【東電の原発運転 適格性を再確認へ】
相次ぐテロ対策の不備で是正措置命令が出ている東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)について、原子力規制委員会は、東電に原発を運転する適格性があるか、再確認することを決めました。規制委は福島第一原発事故を受けて東電の適格性の審査をしたうえで認めた経緯がありますが、不備が相次いで発覚したことを重視した判断とみられます。テロ対策の改善に加えて、適格性の確認を終えなければ命令が解除されないため、政府が夏以降としている6、7号機の再稼働はさらに見通せなくなりました。(1面)