【山上被告 銃改良に執着 安倍元首相銃撃1年】「憎むのは統一教会だけだ」「喉から手が出るほど銃が欲しいのだ」。安倍元首相銃撃事件の前に、自身のツイッターや第三者のブログにそう書き込んでいた山上徹也被告。スマートフォンには、ベニヤ板に向けて発砲を繰り返して自作銃の改良を重ねていく様子を映した動画が残されていました。しかし実際に銃撃したのは、唯一憎む相手だったはずの教団幹部ではなく、元首相でした。あれほど執着していた銃についても、逮捕後は「あんなの誰だって作れる」とこともなげに語ることもあるといいます。何が被告に引き金を引かせたのか。いまだ謎の残るその軌跡を追いました。(1面、社会面)