【北海道南西沖地震30年 奥尻島に慰霊の灯籠】あの日の夜、目にした海は穏やかで、海面は鏡のようでした。あれから30年たった12日、大須田(旧姓・野呂)由美子さんはまたその海を見つめていました。静かな海は一変し、父と幼い妹の命が津波によって奪われました。当時中学3年、今は父と同じ44歳になった由美子さんは誓います。「父と妹が生きたかった明日を、生きられなかった未来を生きています。幸せにならないと」。(1面、社会面)
【北海道南西沖地震30年 奥尻島に慰霊の灯籠】あの日の夜、目にした海は穏やかで、海面は鏡のようでした。あれから30年たった12日、大須田(旧姓・野呂)由美子さんはまたその海を見つめていました。静かな海は一変し、父と幼い妹の命が津波によって奪われました。当時中学3年、今は父と同じ44歳になった由美子さんは誓います。「父と妹が生きたかった明日を、生きられなかった未来を生きています。幸せにならないと」。(1面、社会面)