ロシアの侵攻を受けるウクライナには、反プーチン政権派のロシア人部隊が複数存在し、露軍と戦っています。その一つ、「ロシア義勇軍団」(RDK)の副官、アレクサンドル・フォルトゥナ氏(39)=「フォルトゥナ」は暗号名=が今月中旬、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊イルピンで毎日新聞の取材に応じました。その発言からは、ロシア領への越境攻撃を戦略的に繰り返し、事前通知した上でウクライナ軍から一定の支援を受けている実態が浮かび上がります。ロシアを攻撃するジレンマはないのか、義勇軍の実像に迫りました。(12版から一面、国際面)