新型コロナの自宅療養者向けに都道府県が無料で貸し出したパルスオキシメーターが、全国で少なくとも30万個、返されていないことが、朝日新聞の取材で分かりました。用意されたものの2割弱、計15億円に上ります。自治体もメールや電話などで返却を求めましたが、限界があったようです。返却されたものは、次の感染拡大に備え備蓄に回されたり、高齢者施設に無償提供されたりする一方で、耐用期間が3~5年であることから、廃棄されたものもあるようです。ここから、どんなことを学びとるべきでしょうか。1面と社会面で詳しく報じています。