毎日新聞・今日のイチオシ!8/24【慶応 107年ぶりV 夏の甲子園】

105回全国高校野球選手権記念大会は23日の決勝で、慶応(神奈川)が仙台育英(宮城)を8対2で破り、107年ぶり2回目という歴史的な優勝を遂げました。「エンジョイベースボール」を掲げた慶応の、決勝では史上初となる先頭打者本塁打からの猛攻、厳しい上下関係がなく選手が監督を「さん」付けで呼び、丸刈りも強制されないといったチーム像は、高校野球の新時代を予感させます。仙台育英もまた、昨夏の優勝時に「青春って密なので」の名言を残した監督による柔軟な指導法、慶応応援団の大声援にも「しっかり楽しめた」という選手たちの言葉が、すがすがしい読後感を残します。(1面、スポーツ面、社会面)