毎日新聞・9月23日付朝刊「今日のイチオシ!」デジタル編集本部次長 草野和彦

【AI新時代/「士業」は滅ぼされるか】急速に発展する対話型の生成AI(人工知能)は自分たちの仕事を奪うのか。こうした懸念が、会計士や行政書士など高度な専門資格を必要とする「士業」に広がっています。人手不足の行政が審査にAIを導入し、それをクリアするために行政書士もAIに申請書類を作成してもらう―。こんな「AI同士の化かし合い」が始まるかもしれない、といった声も聞かれます。一方で、民間企業はAI導入による事業効率化に手応えを感じているようです。我々は何をどこまでAIに委ねることになるのでしょうか。