【一帯一路 量から質へ/転換加速 鉄路でEV輸出】巨大経済圏構想「一帯一路」を中国の習近平国家主席が提唱して10年。道路や鉄道、港湾など巨大インフラ投資で沿線国への影響力を拡大した一方、過剰な貸し付けで途上国を借金漬けにする「債務のわな」との批判も高まりました。借金を棒引きする債権カットなどを求められ、貸手である中国側も損失が避けられなくなる事態で、中国自身が「わな」に陥っているとも指摘されています。中国は、電気自動車など環境を重視した経済を前面に、「量から質」への転換を図っています。(一面、三面)