【ガザの病院爆発、怒るアラブ】
パレスチナ自治区ガザ地区北部の病院が17日に爆発し、500人近くが犠牲になる悲劇が起きました。当時の状況や実行者については不明な点も多く、イスラエルはハマスとは別の過激派組織「イスラム聖戦」のロケット弾が誤って着弾したと主張しています。しかし、パレスチナ支持のアラブ諸国では「イスラエルがやった」と考える人が大半で、各地でデモが起きるなど市民の怒りが沸騰しています。
米国はバイデン大統領がアラブ諸国の首脳と会談する予定でしたが、この爆発で取りやめざるを得なくなり、イスラエルとのバランスを取ることが難しくなりました。バイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と会談してイスラエル支援を伝えましたが、ガザ地区での人道危機の懸念は強まっています。(1、3、国際面)