【創価学会名誉会長・池田大作氏死去】
戦後の宗教界や政界に多くの影響を与えた宗教法人「創価学会」の名誉会長、池田大作氏が15日夜に老衰のため死去したと発表されました。95歳でした。
1960年に32歳で創価学会の第3代会長に就任。140万世帯だった国内会員を2022年時点で公称827万世帯に拡大させました。1964年の公明党結党にかかわり、創価学会の政界進出に主導的役割を果たしました。しかし、69年に学会と公明党に批判的な書籍の出版を妨害したとされる「言論・出版妨害事件」で、学会が組織力を使って圧力をかけたと批判され、公明党との政教分離を打ち出しました。その後は宗教、平和、教育活動に傾斜し、中国や冷戦期のソ連を訪問したほか、創価大学や創価学園も創立しました。
紙面では池田氏にかつて取材した記者による評伝や関係者の声、公明党や創価学会への影響などを深掘りした記事も掲載しています。(1面、2面、社会面)