【日本など『世界の原発3倍』 22カ国宣言】2050年までに世界全体の原子力発電の設備容量を3倍にすることを目指す宣言に、日本を含む22カ国が参加することになりました。米政府が2日、アラブ首長国連邦(UAE)で開かれている国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に合わせて公表しました。世界の平均気温を産業革命前から1・5度上昇に抑える国際目標を達成するには、原子力が重要な役割を果たすというのが宣言の考え方です。原発の60年超運転を可能にし、次世代原発の開発にも意欲をみせる日本政府の政策とも合致します。しかし、日本が宣言に参加したことに対しては「直面している気候変動への対策として役に立たない」といった批判も出ています。(1面、総合面)