【国際学力調査 日本の読解力、3位に躍進】2022年に81の国・地域で実施された子供の「国際学習到達度調査」(PISA)で、日本は「読解力」が前回18年の15位から3位へと順位を大きく上げました。「数学的リテラシー(応用力)」は5位(前回6位)、「科学的リテラシー」も2位(同5位)と、3分野とも世界トップレベル。経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均点が前回より下がる中、日本は欧米などと比べて新型コロナ禍による休校期間が比較的短かったことも影響したとみられます。
文部科学省は「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)を重視した指導の成果が出たと一定の手応えを感じています、一方、PISAが求める能力を養う方向にかじを切り過ぎ、語彙(ごい)力や「生きる力」が育っていないとの指摘も、識者などから出ています。(一、三、特集面)