【世界人口考/韓国「国家消滅」危機感/移民拡大政策は迷走】
韓国統計庁は2023年12月、国内人口が22年の約5167万人から50年後には約3割減の約3622万人に急減するとの推計を公表しました。合計特殊出生率は25年に0・65になるとも予測。米紙ニューヨーク・タイムズは同じ月に「韓国は消えていくのか」というコラムを掲載しました。出生率向上策だけでは対策は追いつかないとみる尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は、担当省庁の新設など移民受け入れ策に本腰を入れています。ただ、現場から見た政策にはチグハグさも目立ちます。(一、三面)