【4歳次女 愛情注がれず/両親逮捕から1週間】「かわいく思えない」「憎たらしい」――。「いなければよかったね」。東京都台東区の自宅で昨年春に死亡した当時4歳の女児の父母は、女児についてLINEでこんなやり取りをしていたといいます。向精神薬や不凍液を女児に摂取させて殺害したとみられている2人について、行政もネグレクトや虐待の兆候を把握していたにもかかわらず、幼い命を守ることはできませんでした。捜査関係者などへの取材からは、親から十分な愛情を注がれなかった女児の姿が浮かんできます。行政が打つ手はなかったのでしょうか。(社会面)