【宝塚パワハラ遺族と合意 14件認定 上級生ら謝罪文】宝塚歌劇団の劇団員の女性(当時25歳)が昨年9月に死亡した問題で、歌劇団を傘下に置く阪急阪神ホールディングス(HD)と遺族側は28日、宙組の上級生らによる14件のパワーハラスメントを認める合意書を締結しました。
HDの経営陣は同日、遺族と面会して謝罪し、上級生らの謝罪文を提出。遺族側代理人は記者会見で、一つの区切りとしながらも「特殊な芸能部門でも当たり前の人権や健康が尊重され、賃金もまともに支払われないといけない」と指摘しました。女性の母親は「訴え」と題したコメントの中で「娘の尊厳を守りたい一心で、今日まできました」と語りました。死亡から半年、元タカラジェンヌらは「あまりに時間がかかりすぎた」と歌劇団の対応を批判しています。(1面、社会面)