【GDP2期ぶりマイナス 年2・0%減 個人消費振るわず】
内閣府が16日に発表した2024年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0・5%減、この状態が1年続いた年率換算で2・0%減でした。マイナス成長は2四半期ぶりです。
品質不正問題による自動車の出荷停止が主因ですが、歴史的な円安などを受けた物価上昇に賃上げが追いつかず、GDPの過半を占める個人消費が伸び悩んでいることも響いています。節約志向が強まる消費の現場を記者が取材し、景気の実相を探りました。