毎日新聞・6月20日朝刊「今日のイチオシ!」編集局次長 木村哲人

【伊江島 悲劇の縮図 / 沖縄戦の教訓㊤】

 第二次世界大戦の終結から来年で80年になります。今、沖縄では有事に備えた軍備の増強や避難計画の策定が進んでいます。大戦末期の沖縄では、日米両軍による地上戦で住民9万4000人(推計)を含む約20万人が犠牲になりました。あの時代、軍が来た島で何が起きていたのでしょうか。1945年の沖縄戦で日本軍の組織的戦闘が終結したとされる6月23日の「沖縄慰霊の日」を前に振り返ります。(社会面)