毎日新聞・6月28日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集局次長 男沢和彦

【能登地震 要支援の在宅被災者5483人】1月の能登半島地震で、石川県が5市町で訪問調査したところ、高齢者ら支援を要する在宅の被災者が3月末時点で5483人いたことが分かりました。当時、県内の避難所にいた被災者の7割に当たる規模です。大地震で在宅の被災者の状況が明らかになるのは初めてです。在宅での避難は、ケアが手薄になりがちなため災害関連死の要因とも指摘されています。行政やNPOによる見回りなど、支援の重要性が浮かび上がりました。(一面、社会面)