【「石丸ショック」与野党動揺 / 東京都知事選 「政治変える」不満受け皿】
東京都知事選で、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が165万票余を得て次点に入りました。既存の政党や政治を否定する地方都市の前市長が得た多くの票は、有権者の根深い政治不信を示しており、与野党に「石丸ショック」とも言うべき動揺が広がっています。
石丸氏はメガバンク勤務を経て2020年の安芸高田市長選で初当選。議会と対立する様子や、定例記者会見での記者とのやり取りを映した動画が注目を集めました。同市の動画投稿サイトの公式チャンネル登録者数は約26万人で、市の人口のおよそ10倍に上ります。都知事選でも、動画を通じて都政への関心を高めてもらう「政治の見える化」を訴えました。
(3面)