【川崎重工の裏金問題/接待は年2億円、総額十数億円】
防衛省は自民党国防部会などの合同会議で、海上自衛隊の潜水艦修理に絡んで、川崎重工業が裏金を捻出して隊員を接待していた事実関係を認めました。海自隊員への利益供与などのため、川崎重工業が捻出した額が現時点で把握できている分だけで年2億円程度、総額十数億円に上ることを明らかにしました。
内容は、商品券や飲食接待だけではなく、乗組員が要求したゲーム機まで提供する癒着ぶり。政府は防衛費増を決めましたが、取引企業との悪質な癒着によってゆがめられたことがないのか、究明と説明が求められます。(一面)