【防衛省、異例の218人処分 対象事案も多岐にわたり】
防衛省が幹部や自衛隊員ら218人(延べ220人)の一斉処分に踏み切りました。対象事案は特定秘密の不適切な取り扱い、潜水手当の不正受給、部下へのパワーハラスメントなど多岐にわたりました。防衛省・自衛隊は組織の立て直しを図るが、失墜した信頼を回復するのは容易ではありません。
事実上の更迭となった海自トップ、酒井良海上幕僚長は臨時の記者会見で「組織の文化や隊員のマインドを変える難しさを痛感している」と語り、「不正を見て見ぬふり、なあなあという体制が一部残っていたのではないか」と組織の現状に言及しました。(1、3面、社会面)