【長崎原爆の日79年/「核兵器廃絶を」と長崎市長/首相は被爆体験者と面会】
米軍による長崎への原爆投下から79年となった9日、長崎市で平和祈念式典があり、鈴木史朗市長は平和宣言で核兵器が再び使用されることへの強い懸念を表明し、核抑止力に依存する国々に「現実を直視し、核兵器廃絶にかじを切るべきだ」と迫りました。一方、岸田文雄首相は長崎原爆の被爆者と認めるよう求めている「被爆体験者」と面会し、「政府として早急に課題を合理的に解決できるよう、厚生労働相に具体的な対応策の調整を指示する」と述べました。国の対応に注目が集まります。(1面、社会面、特集面)