【月に1冊も本を読まない人が6割/国語世論調査/「衝撃の数字」】
月に1冊も本を読まない人が6割超に上ることが、文化庁が17日に公表した2023年度の「国語に関する世論調査」で判明しました。同じ調査項目が設けられた08年度以降では最も多く、5割を超したのは初めてです。スマートフォンやネット交流サービス(SNS)の普及が原因とみられますが、関係者は衝撃を受けています。読書離れの背景には何があるのでしょうか。識者は「長文を読めなくなっている人が増えているのではないか」と懸念します。子どもたちと本とふれ合う機会を増やすために学校図書館の充実を求める声も出ています。多くの人に本の魅力を知ってもらおうとする関係者の取り組みをまとめました。(1、2面、社会面)