毎日新聞・10月7日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集局次長・堀雅充

【裏金議員43人の比例重複認めず/萩生田氏ら6人は非公認/首相表明】

 石破茂首相(自民党総裁)は、派閥の政治資金パーティー裏金事件で不記載があった現職国会議員・支部長計43人(引退を表明した議員を除く)について、次期衆院選で比例代表への重複立候補を認めないと表明しました。他に「処分が継続し、国会の政治倫理審査会に出席して説明していない議員」などを小選挙区で公認しないことも明らかにしました。高木毅元国対委員長や萩生田光一元政調会長ら6議員が該当します。

 党執行部は裏金議員について、原則公認し、比例代表との重複立候補も原則容認する方向でしたが、世論からの強い批判を背景に、首相が党内を押し切った形です。

 紙面では、首相が判断を変えた背景や党内で反発が広がっている状況、非公認や重複立候補なしの裏金議員一覧表、非公認となる裏金議員の地元の反応なども紹介しています。(1面、2面、社会面)