【国会で代表質問始まる/石破首相は「変節にあたらず」/野党側は対決姿勢強め選挙モード高まる】
石破茂政権発足後初めての国会論戦が7日、衆議院で始まりました。9月の自民党総裁選で解散前に十分な議論が必要だと述べていた石破首相は、9日に衆院を解散する方針を示していることとの整合性が問われたことに対し、「新政権の発足にあたり国民の意思を確かめる必要があると判断した。変節したとの指摘は当たらない」と強調しました。前向きだった選択的夫婦別姓制度の導入の是非についても「個人的な見解を申し上げることは差し控える」と言及を避けました。
野党側は立憲民主党の野田佳彦代表が最初に質問に立ち、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で政治資金収支報告書への不記載があった議員の公認問題について「大半が公認されるのではないか」などと対応の甘さを追及しました。
一方、石破首相が不記載があった国会議員の一部非公認と比例代表への重複立候補見送りの基準を示したことを受け、自民党内では賛成と反発の声が交錯し、不出馬の動きも顕在化しました。(1、3、5面)