毎日新聞・10月12日付朝刊「今日のイチオシ!」編集局次長 古本陽荘

【被団協 ノーベル平和賞】核廃絶を訴えてきた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)にノーベル平和賞が授与されることが決まりました。ノーベル賞委員会のフリードネス委員長は「核兵器のない世界を実現するための努力と核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきた」と授賞理由を語りました。ただ、授賞の背景には、核兵器の使用を示唆する政治指導者の存在など、それだけ核兵器をめぐる国際環境が悪化していることがあります。