【イスラエル・ヒズボラ停戦 米「60日間合意」】昨年10月から戦闘を続けてきたイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間で停戦が成立しました。イスラエルは、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスとの戦いに注力したいと考えていました。一方のヒズボラも、幹部の殺害が相次ぎ組織が弱体化し、戦闘の長期化は避けたいというのが本音でした。その結果、米国の仲介によって60日間の停戦が実現しました。ただ、中東に広がった戦火が収束するかは見通せません。来年1月に就任する米国のトランプ次期大統領がどう出るかもポイントになります。(1、3面、国際面)