【迫る/話せなくても表現できる 重度自閉症の高校1年生】神奈川県立あおば支援学校高等部1年の内田博仁(はくと)さん(16)=横浜市=は、重度の自閉症のため、言葉を口にすることができません。幼少から文字を打つ訓練を重ね、今ではタブレットを使って意思表示できるようになりました。文章を書くのが好きで、小学生になってからは作文コンクールへの応募を重ね、これまで10以上もの受賞歴があります。
母親が内田さんの能力に気づいたのは2歳半の時。両親は「博ちゃんが自分の思いや考えを表現できる方法を見つける」と決意し、伴走してきました。「障害がある人にも学ぶ充実感を得たり、表現する喜びを知ったりしてほしい」と夢を語る内田さんと両親の思いを取材しました。(一、三面)