朝日新聞・12/2【イチ押シ】解剖の本人同意、死後の日付? ハンセン病療養所で(社会面) 発信者:武井 三聡子(編集局)

 国立ハンセン病療養所「長島愛生園」(岡山県瀬戸内市)の入所者の解剖記録から、本人が解剖に同意したとする日付が死後となっている数多くの記述が見つかりました。療養所での解剖は、歴史的に「死亡イコール解剖」と指摘されるほど大規模に実施されてきました。専門家は「本人の意思確認すらしない不適切な同意形成があったことがうかがえる」と指摘します。