毎日新聞・1月4日付朝刊「今日のイチオシ!」編集局次長 坂本高志

災害関連死も含め死者約500人に上った2024年1月の能登半島地震の発生直後、政府が地震による直接的な死者を「40人」と推計していたことが判明しました。過小評価された情報は首相官邸に共有され、災害対策本部の設置など初動の参考情報となっていました。震度4以上が観測されると自動的に起動し、被害を推計するこのシステムは内閣府が整備していますが、今後、算出方法を見直す方針です。(1、2面)