毎日新聞・1月7日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集局次長 男沢和彦

 【「独りじゃない」伝え続けた74歳 紡ぐ30年 災害ボランティア】阪神大震災は1月17日で発生から30年を迎えます。当時、全国から多くの人が駆けつけ「ボランティア元年」と呼ばれました。NPO法人「よろず相談所」で理事長を務めた男性は、震災発生から25年にわたり、独居高齢者の見守り活動に力を注いできました。「もうやめようかな」。そう思うたび、自分を待ってくれているお年寄りの顔が目に浮かび、思い直したそうです。74歳になる男性に、ボランティアを続けた理由を聞きました。(社会面)