毎日新聞・1月12日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集局次長 男沢和彦

【迫る 阪神大震災生かされて 人を大切にする国求め30年】1995年1月17日に発生した阪神大震災。経営していたレストランが被災し、生活の糧を失う中でも、被災住民への公的支援の必要性を国に訴え続けた神戸市中央区の81歳の男性の人生を、専門記者が振り返りました。「被災住民が災害に長く引きずられることのない社会。そんな公的な備えを後の世代への置き土産にしたい」。男性はそう語ります。(一面、三面)