補聴器や手話などを使って、健常者に劣らない能力を発揮していた―。大坂高裁は20日、重機にはねられ死亡した井出安優香さん(当時11)について、生きていれば得られていたはずの「逸失利益」を、健常者より減額する理由はないとの判断を示しました。障害を理由に、当たり前のように逸失利益を減じる発想の転換を求める判断です。両親や支援者らの思いと共に、その意義を伝えます。
補聴器や手話などを使って、健常者に劣らない能力を発揮していた―。大坂高裁は20日、重機にはねられ死亡した井出安優香さん(当時11)について、生きていれば得られていたはずの「逸失利益」を、健常者より減額する理由はないとの判断を示しました。障害を理由に、当たり前のように逸失利益を減じる発想の転換を求める判断です。両親や支援者らの思いと共に、その意義を伝えます。