【神への挑戦第3部 気候変動 省エネ半導体で電力抑制 太陽光活用 新たな形】人工知能(AI)が扱う膨大なデータが、電力需要を押し上げています。三菱総合研究所によると、2040年には20年と比べ、国内で流通するデータ量は約350倍になるといいます。また、電力中央研究所は50年までに電力消費量が37%増えると見積もっています。データを扱うための電力をいかに抑えるのか。LEDの開発でノーベル物理学賞を共同受賞した天野浩・名古屋大教授が取り組むのが、次世代の省エネ半導体の開発です。一方、世界では新しい形での再生エネルギーの活用も進み、宇宙に太陽光発電所をつくる構想もあります。(1、2面)