【トランプ氏「米がガザ所有」 米イスラエル首脳会談 経済開発意向】トランプ米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と会談した後の記者会見で、パレスチナ自治区ガザ地区を「長期的に所有」すると突然、表明しました。戦争で荒廃したガザ地区を再開発し、「中東のリビエラ(イタリアとフランスにまたがる地中海の景勝地)」にすることに意欲を示しました。しかし、提案は、この地区に住む200万人以上のパレスチナ人をガザから移住させることが前提です。ネタニヤフ氏は「歴史を変え得るもので、追及する価値はある」と評価しましたが、アラブ各国からは強い反発の声が上がっています。実現可能性が疑われているだけではなく、この発表に反発するイスラム過激派のテロが活発化するのではないかと懸念されています。