【地下鉄サリン カルテ保存へ/ 政府 電子化 医療者口述記録も】
東京で起きたオウム真理教による地下鉄サリン事件(1995年3月)の被害者のカルテなどについて、政府は電子化して保存する方針を決めました。未曽有の化学テロへの対応の教訓を後世に残すのが目的で、当時治療に当たった医療関係者から聞き取るオーラルヒストリー(口述記録)も作ります。医療記録は、少なくとも1000人分程度は残っているといいます。事件直後に被害者の搬送や治療に当たった医師や看護師、消防職員らから当時の対応を聞き取り、アーカイブ化を進める予定です。(1面)