【双葉町 除染土再利用検討 全国機運醸成狙い】東京電力福島第1原発事故後に福島県内の除染で出た土について、同原発がある双葉町が町内で再利用することを検討し、国と県に意向を通知していることが判明しました。伊沢史朗町長が毎日新聞の取材に明らかにしました。国は除染土のうち放射性セシウム濃度1キロ当たり8000ベクレル以下の土については全国の公共事業などで再利用する方針ですが、受け入れを表明している自治体はなく、再利用の見通しは立っていません。伊沢町長は「首都圏の人たちへの理解を進めるにはまず福島県内で取り組む必要がある。誰かが先べんをつけないと動かない」と述べました。