【ウクライナ巡る対露非難決議に米が反対/米欧に亀裂/停戦後に欧州が部隊派遣も】
国連総会は24日、ウクライナ情勢をめぐる特別会合を開き、ロシアの侵攻を非難し、露軍の即時撤退を求める欧州主導の決議を採択しました。日本を含む93カ国が賛成しましたが、米国は反対票を投じました。トランプ米政権が国連の場でも対露融和の姿勢を鮮明にした形で、欧州諸国との亀裂は深刻化しています。一方、トランプ氏とフランスのマクロン大統領はホワイトハウスで会談し、戦争終結後に欧州がウクライナに平和維持部隊を派遣する方針で一致しました。マクロン氏は、欧州の防衛についてこれまでの米国依存から脱却し、各国が中心的役割を担う必要性があるとの考えを強調しました。(1、2面、国際面)