【旧統一教会に解散命令 民法不法行為で初】文科省が求めた旧統一教会の解散命令請求を受け、東京地裁は教団の解散を命令する決定を出しました。民法上の不法行為を理由にした解散命令は初めてですが、一般的な宗教活動ともいえる献金勧誘が、解散命令の根拠となるのか。解散につながる不法行為と、つながらない不法行為に、どう線引きするのか。東京地裁が出した決定を読み解くと「組織性、悪質性、継続性」というキーワードを軸に検討を進めたことがうかがえます。こうした決定の分析に加え、教団と対峙してきた信者の親族の思いや、残された政治の課題を伝えます。(一、三、社会面、内政面)