【7都県でETC障害 システム改造影響か 異例レーン開放】6日午前0時半ごろ、東名高速道路や中央自動車道などの自動料金収受システム(ETC)の制御システムに障害が発生しました。東京、神奈川、山梨、静岡、愛知、岐阜、三重の7都県にある16路線、計94カ所の料金所やスマートインターチェンジ(IC)で、ETCが利用できなくなりました。6日午後6時半現在、復旧のめどは立っていません。
中日本高速道路(NEXCO中日本)によると、2005年の日本道路公団の民営化以降、ここまで広範囲に及ぶETCの障害は初めて。深夜割引の見直しのため、5日にシステム改造作業をしたことが影響したとみられます。各地で渋滞が発生し、NEXCO中日本は渋滞解消のため、6日午後から順次、料金所でETCレーンのバーを上げ、車が通過できるようにする異例の措置を取りました。料金については「ホームページから後日、支払ってほしい」と呼びかけています。(一面、社会面)